有斐閣から 高野陽太郎・岡隆(編) 『心理学研究法』 の補訂版が刊行されました。この本は、東京大学文学部で心理学・社会心理学の実験実習で使用するための副読本として企画し、2004年に刊行されました。心理学の研究法についての解説を科学哲学的な基礎から説き起こすという変わり種の本であったにもかかわらず、さいわい、多くの大学でテキストとして採用され、これまでに18刷を重ねてきました。今回は、統計的検定の章に効果量と信頼区間の解説を追加し、全体に渡って細かい字句の修正をおこなった上で、「補訂版」 として刊行しました。