「日本人 = 集団主義」説に関する展望論文を Asian Journal of Social Psychology 誌が採択 (2018年4月)

「日本人は集団主義」という通説の妥当性を検証するために、集団主義・個人主義に関して日米を比較した実証的研究を総覧し、その結果を報告した論文(Takano & Osaka, “Comparing Japan and the U.S. on Individualism/Collectivism: A Follow-Up Review” )が Asian Journal of Social Psychology 誌に採択されました。20年ほど前、15件の実証的研究を総覧した論文(Takano & Osaka, 1999)を同じ雑誌に掲載しましたが、今回は、その後に発表されたものも含め、新たに21件の実証的研究を総覧しました。前回の15件と合わせ、全部で36件の研究のうち、通説を支持しないものが31件(日米間にはっきりした差異を見出さなかった研究が20件、通説とは逆に「日本人の方がアメリカ人より個人主義的」という結果を報告していた研究が11件)、通説を支持した研究は僅か5件、という結果でした。「通説は実証的研究によって支持されていない」という前回の結論を確認することになりました。この論文は、今年の第4号に掲載される予定です。