インタビュー記事の掲載 @『ダイヤモンド・クォータリー』 (2019年3月)

ダイヤモンド社が発行し、企業のエグゼクティブに配布している季刊誌『ダイヤモンド・クォータリー』の SPRING 2019 号に、私のインタビューが「“日本人は集団主義” という大いなる幻想」というタイトルで掲載されました。

経済界には「日本人 = 集団主義」説が広く根を張っています。多くの人が「日本的経営」や「日本株式会社」が「事実」だと考えているようです。日米貿易摩擦の最中、「年功賃金」「系列取引」「非関税障壁」などに対するアメリカからの非難が、毎日のようにマスメディアで報じられたせいかもしれません。

このインタビューでは、集団主義に関する実証的な日米比較研究や、「日本的経営」に関する小池和男氏の実証的研究、「系列」に関する三輪芳朗氏とマーク・ラムザイヤー氏の実証的研究などにもとづいて、「日本人 = 集団主義」説は事実無根であることを説明しました。

インタビューといっても、私の話がそのまま活字になっているわけではなく、私の話に加えて、拙著『「集団主義」という錯覚』などをもとに、編集長が執筆してくださったものです。とはいえ、編集長は、『「集団主義」という錯覚』を2回も読んでくださったそうで、私の意図は的確に伝えられているのではないかと思います。